内容以前に、漫画としても下手【感想】マンガ 嫌日流
冒頭で筆者自身が述べておられるように、「マンガ嫌韓流」への反論として書かれた漫画。「マンガ嫌韓流」を読んだ方は、読まない訳にはいかないでしょう。金城模著、晋遊舎2007/5/1初版発行。
概要
「マンガ嫌韓流」シリーズへの反論。
いかに 「マンガ嫌韓流」が 虚言妄言に溢れ、日本に根絶すべき悪が溢れているかを「論理的」に「正しく」「世界基準で」表現したもの。
私的評価
14点。
「反論として書いた」と言うならば、まずは相手の主張の根拠を崩さねば。相手方の主張の矛盾を突き、その証拠資料には証拠能力が無いことを立証し、プラスアルファの資料を提示して、自説を主張すべきでしょう。
感想
相手方の主張を「デタラメだ!」の一言で片づけてしまい、延々を自説の正当性を感情論で述べているにすぎない。
まともな資料提示・論証をせずに。
「マンガ嫌韓流」で論拠としている部分には一切触れていないテーマもある。
「竹島(韓国では独島)は韓国の領土だ!」
「昔っからそうなんだもん!」(もう少し、理屈っぽく言うてますが)
と言うだけで、日本が自国の領土と主張する理由(根拠)について、全く触れない。
「デタラメ」
「ねつ造」
「日本政府による洗脳」
何度これらの言葉が出てきたことか。
読み切ることがここまで大変なマンガが世の中に存在するとは驚きです。
なぜ、ここまで理論の飛躍が出来のか。
韓国人(一部であることを祈ります)は、どんな思考回路をしているのでしょうか。
日本は、何が何でも軍国主義政権を確立したいそうで。
憲法改正の動きは、軍国主義への回帰だそうで。
北朝鮮のミサイル発射で一番恩恵を受けるのは日本だそうで。
その理由が、軍国主義国家を設立出来るからだそうで。
南京大虐殺では、30万人が犠牲になったそうで。(韓国の話からズレてる)
証拠能力が否定(疑問視)されている写真が、未だに真実だそうで。
韓国併合時代の施策は全て略取目的だったそうで。
世界の中で日本は完全孤立しているそうで。
比喩表現でなく、頭が痛くなる。
「嫌韓流」と読み比べるだけで、頭上に疑問符が山ほど出てくる。
ここまでくると、「むしろこれは、読み物として面白いのでは?」という気さえしてくる。
とりあえず、自分は専門家や活動家ではなく、ただの無知な一般人なので、下手なことは言わないでおきます。
でも最後に一言、感想だけ。
韓国人は自分達が受けてきた教育を疑ったことがないのでしょう。
日本人にはそれを疑う自由があった。
だからこそ日本に「マンガ嫌韓流」が生まれ、様々に議論が広がった。
韓国に、その自由はありますか?
自ら考えているつもりなだけで、踊らされてませんか。
声さえ大きく出しとけばいいと思っていませんか。
そんなんだから嫌われるんですよ。
どうも日本と韓国とでは、「理屈」や「論理」「論証」という概念の捉え方が全く異なるようです。
今の日本の野党も一緒よね。
ネトウヨと呼ばれる人が増える理由が分かる。
恐らく、自分もそうなんでしょうね。