2019年12月26日 内容以前に、漫画としても下手【感想】マンガ 嫌日流 冒頭で筆者自身が述べておられるように、「マンガ嫌韓流」への反論として書かれた漫画。「マンガ嫌韓流」を読んだ方は、読まない訳にはいかないでしょう。金城模著、晋遊舎2007/5/1初版発行。 概要 「マン... カテゴリー マンガ
2019年12月25日 HNKがドラマ化しているようだが、観たくない。【感想】小暮写真館 作品数が多すぎる上に、その幅がSFから時代物まで多岐に渡り過ぎていて、手を出すのが躊躇われる作家の代表・宮部みゆき。本作も700ページ以上、厚さ4cm以上ある大作。本書がミステリーだと知り、手にした一... カテゴリー 宮部みゆき
2019年12月24日 ミステリーとロードノベルの中間的な小説。【感想】まひるの月を追いかけて 自分たちが今生きているこの地球・世界・社会・時間といったものと平行した別世界が確かに存在しているのを感じる作品。恩田陸著、文春文庫2008/7/25、9刷発行。 概要 年賀状など、最低限の繋がりしかな... カテゴリー 恩田陸
2019年12月22日 脚本家の書く小説とは相性が悪い【感想】深紅 野沢尚著、講談社文庫の2005/6/15第13刷発行。吉川英治文学新人賞受賞の作品。特別な読後感を得なかったというのが率直な感想。内山理名、堀北真希、水川あさみ、安めぐみなど、当時の若い綺麗どころを集... カテゴリー 野沢尚
2019年12月21日 期待値が高かっただけに、残念【感想】晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモでシリーズの第2作、「配達あかずきん」の続き。期待はずれ。大崎梢著、創元推理文庫2010/5/7 4版 概要 駅ビルの6階に構える中型書店・成風堂書店。 そこに勤める杏子の元に届いた... カテゴリー 大崎梢
2019年12月20日 なぜ、もっと早く読まなかったのか。【感想】配達あかずきん デビュー作かつ、成風堂書店事件メモシリーズの1作目。”本格書店ミステリ”の言葉で購入を思案し、「東京創元→日常の謎」が頭に浮かんで購入決定。大崎梢著、創元推理文庫2009/7/10 6版 概要 駅ビル... カテゴリー 大崎梢
2019年12月19日 米澤作品は初期が好き【感想】犬はどこだ? 米澤穂信著、東京創元社の2010年5月21日7版。何度も言うように「タイトルは大事」。タイトルと内容の合致。これが作品の完成度を決定づける。 概要 病気療養を機に、勤めていた銀行を辞めて開業した調査事... カテゴリー 米澤穂信
2019年12月18日 たまには高級店での食事もしないとね。【感想】禁断のパンダ 拓未司著、宝島社2008/1/26第1刷発行。第6回「このミス」大賞受賞作。このシリーズ(このミス大賞)の作品群の中では比較的上位にランキングされる楽しい作品。 概要 神戸でビストロのオーナーシェフを... カテゴリー 拓未司
2019年12月17日 発表当時に読んでいたら感想は変わっていたのだろうか…【感想】四つの嘘 大石静著、幻冬舎文庫の平成20年7月31日5版発行。なぜ手にとったか記憶にない一冊。恐らく、数軒の古本屋を回った祭、どの古本屋でもやたらと目があった作品だったのでしょう。 概要 人の男を寝取ることが生... カテゴリー 大石静
2019年12月14日 筒井康隆の原点【感想】東海道戦争 大阪人である自分は、タイトルからして惹かれる。筒井氏の作品一覧でタイトルと紹介文を見た時から読みたかった作品。中公文庫の昭和60年12月20日第13版。表題作の「東海道戦争」の他、「いじめないで」「し... カテゴリー 筒井康隆
2019年12月12日 「読者への挑戦」系ミステリー【感想】夜想曲(ノクターン) 「読者への挑戦」という形の作品ということで手に取った作品。依井貴裕著、平成13年8月25日初版発行の角川文庫版。 概要 ある日、俳優・桜木のもとに差出人不明の原稿が送られてきた。 内容は、桜木自身も参... カテゴリー 依井貴裕
2019年12月11日 ポプラ小説大賞を終わらせた?【感想】『KAGEROU』 言わずと知れた、俳優:水嶋ヒロの処女作にして、第5回ポプラ社小説大賞受賞作。齋藤智裕名義。発売から廉価で古本屋に並ぶまでの時間が、「ホームレス中学生並み」に早かった作品。 概要 借金にまみれ職もなく、... カテゴリー 齊藤智裕
2019年12月2日 思ったより良い!!【感想】一瞬の風になれ 佐藤多佳子著。第28回吉川英治文学新人賞及び2007年本屋大賞受賞作。ラジオドラマ化、テレビドラマ化、漫画化もされている有名作。三部作だとは思わず、第一部の「1」の表記も「イチニツイテ」と読ませるだけ... カテゴリー 佐藤多佳子
2019年11月30日 本格ミステリ大賞受賞に納得【感想】生首に聞いてみろ 法月綸太郎著。「このミス」1位及び本格ミステリ大賞を受賞した作品。「タイトルも含めて一つの作品」となる良作。自分の評価は「読後にタイトルを見返した時、どれだけ納得感を得られるか」が大きな基準の1つです... カテゴリー 法月綸太郎
2019年11月29日 感動はない。感心はする。【感想】『イニシエーション・ラブ』 『「必ず2回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。』という触れ込みに我慢できなくて買った一冊。映画化もされています。細かな伏線も見逃すまいと決めて読んだにも関わらず見事に再読させられた。乾くるみ著... カテゴリー 乾くるみ